資料作るのが億劫...
いつの世の中も、資料作るのは億劫ですよね。
自分の興味でやった技術検証の内容ですら、なかなか書きあがらないものです。
あるあるの内容ですが、今回は生成を駆使して、まともな資料を作るためのステップをまとめてみます。
提案資料を作るために
弊社ではデータコンサルタントとして、よく提案資料を記載します。
ある程度フォーマットがあって、書き下すアジェンダもそれなりに同じケースが多いです。
しかし、顧客によって変えたい部分、例えば
- 資料全体の体裁
- 顧客のカラーやコーポレートの統一
- フォント・サイズ
- ですます調や構文
- ヘッダー、フッダーの統一
- 提案でも資料の粒度や種類
- 荒い粒度(予算/期間/求める品質が出そろってない中)での提言・超概算
- コンサルティング寄り
- 構築/運用寄り
- アジェンダ感
- RFPがあるような比較的大き目の提案(アジェンダしっかり)
- 一般的な提案、網羅的なアジェンダ
- 残予算やピンポイントにおける、一部配慮を組み込んだ圧縮版のアジェンダ(早く出す)
- 資料の本文
・・・・
頭をひねらせて、アジェンダを作り、顧客のことを考えて骨子にしたためて、
資料に肉付けを行い、レビューを通し、気になったら微修正し、と時間をかけて作るわけですよね。
相変わらず時間がかかる...
各所に自分の意思を込めつつも、以下の部分それぞれでうまく生成を使うべきだと考えています。
- アジェンダ・骨子をまとめる部分
- 他者と伝えたいイメージをサクッと合わせる
- スライド化する
今回はそんな観点から、実際にどう資料を作っているかを少しまとめてみます。
STEP1 : アジェンダ・骨子をまとめる
これは言わずもがな Claude Code を利用しています。
最低限記載することとしては、5W1Hといった形です。
○○企業向けの提案資料を作成したいです。それにあたり、資料のアジェンダから骨子を組み立てたいです。企業の調査から始めて、下記記載することに対して対応した提案資料の骨子を作成してください。
また、後続の処理として具体的にスライド化を進めるため、図解で表現すべき観点や提案書として盛り込む観点があれば、その意図やトピックがしっかりと伝わるように情報を残すようにしてください。
顧客ターゲット:○○企業(○○部)
提案内容の期待(企業が提案に求めること):○○
弊社が提案できること:○○(期待に対して)
期間/予算:○○
アジェンダとして組み込みたいこと:○○
骨子として仮本文として組み込みたいこと:○○
基本的に技術系の提案が多いため、もちろん上記の回答レベルでは、仔細を組み込んだアジェンダは作成できません。そのため、Planをうまく使いこなしたり、superpowersのbrainstormingを活用して、生成AIから投げられるQAに回答することで、手間の少ない情報インプットを続けます。
その後のプロセスは以下の通りです。
① 生成AIの自己レビュー(superpowers)
② ユーザーレビュー(規模感によってはサッと流す場合もあり)
③ Codexのレビュー(CLIなど)
特に構築が含まれる提案に関しては③は必須で行い、第三者目線で必ずレビューを入れるようにしています。提案書なので、Plan ≒ Writing といった形になるのですが、それでも情報が落ちたり、明確に定義されていない部分を簡易な方法に流そうとしたりします。
その点をしっかりレビューしてもらい、codexにも0ベースでベストプラクティスを考えたときに合致しない部分はどこなるかを明言してもらうようにします。基本的にここが資料の根幹になるので、方針として反れる部分は潰しこみをしてください。
STEP2:他者と伝えたいイメージをサクッと合わせる
これは結構シンプルな方法で、作成した骨子から画像を作るだけです。
ChatGPT上の Images 2.0 で画像生成をします。ブラウザから画像生成だけでそのまま使えるはずです。
【 簡易なプロンプト例 】
添付した内容は企業に向けての提案資料の骨子です。この提案をチーム内に内容を共有するにあたって、内容を網羅的に示した画像を作成してください。Image 2.0 はシンプルに画像の生成能力が高く、インプットコンテキストを読み取った上でのimage化も十分な能力があります。Claude Codeが作成した方針をしっかり読みこむのがベストですが、社内チームでのレビューや共有において、そんな時間はありません。そういった際に利用できるのがありがたいところです。
【 出力結果例 】
STEP3:スライド化する
ここでは Claude Designを使用します。他のエージェントツールでも資料自体を作成することは可能ですが、生成AIで作った資料感が強く、ターゲットに合わせた体裁なども加味しきれないことが多いです。
その点、Claude DesignはモックやLP作成でも能力が高く、少し手の込んだデザインや動きがあるものまで、簡易なプロンプトで作成できる強さがあります。
ただし、サービス自体がリサーチプレビュー中なこともあり、制限がかなりキツイです。
作成にあたりポイントを並べておくと(筆者はMAX 5x プランです)
- 週間でのリセットであり、気軽にガンガン使うとすぐ底を突く
- 1リクエストで作成できるスライドは15~20枚程度(な印象)
- そういう点では、ヘッダー・フッダーなどはこちらである程度修正する前提として、本文を分割して作成するのがよい
- 1リクエストでスライド15-20枚作成した場合、10-15%程度の消費量
- 換算ではスライドの作成枚数は100枚overな程度ぐらい
- 作成したスライドに対して追加の修正を依頼していない前提なので、実際はもっと少ない
ここまで見るとあまり使えなさそうにも映りますが、pptx資料でエクスポートしても体裁がそれほど崩れず、デザインも統一性や工夫があるので十分使えるという印象です。
【 簡易なプロンプト例 】
小売企業に対して提案を行うため、提案資料の作成を依頼したい。資料はpptxで作成してください。
スライドの骨子は添付に記載しているので、その内容に沿って作成してください。
先方の担当者は部長クラスの方であり、技術も理解される方です。
弊社としては構築部分の強みを資料で伝えてください。
スライドは後で手直しするため、ページ番号などは記載不要です。
添付の骨子には図解で作成して欲しい点なども記載しています。伝える表現の上で
より良い選択肢やデザインとして見せ方で良い観点があれば取り入れてください。
作成した図解やグラフはpptx上でオブジェクトとして、後に修正できるようにしてください。
※画面ではそのまま作成が始まっていますが、プロンプトの書き方次第ではブレインストーム的にスライドのターゲットやデザインの構成・カラーなどを選択して進めることもできます。
【 出力結果例 】
まとめ
ここまで書いておきながらですが、日々新しいツールが登場するので、すぐに代替されたり、一本化される可能性も高いでしょう。
ですが、現状のモデルの精度感や使い勝手はある程度触っていかないと掴み切れません。
積極的に生成AIサービスを触り、自分なりの効率化を図っていくべきでしょう。
生成AIを主体にしても、意思や魂のこもった資料が作成できるように日々精進するのみです~。
宣伝
弊社ではデータ基盤策定からLLMまで、お客様にあったプロセスでの提案とご支援が可能です、お気軽にお問合せください。
また、中途採用やインターンの応募もお待ちしています!



